海外発送の「破損トラブル」をゼロに!「天地無用」が通じない現場で、段ボール強度と印字を見直した改善事例
海外発送の「破損トラブル」をゼロに!「天地無用」
が通じない現場で、段ボール強度と印字を見直した改善事例

「国内配送では問題ないのに、海外発送だと商品が潰れて届く…」
「輸出梱包のクレーム処理で、本来の業務が進まない…」
製造業の物流現場において、こうしたお悩みは後を絶ちません。
日本の丁寧な荷扱いと違い、海外の物流事情は過酷です。今回は、韓国への輸出製品で多発していた破損事故を、段ボールの「強度(材質)」と「表示(印字)」の2点を見直すことで解決した事例をご紹介します。
1.課題:なぜ「輸出梱包」でトラブルが多発するのか?
今回のご相談は、韓国へ化粧品を輸出されているお客様からの「配送過程で上下逆さまにされ、箱が潰れて中身が破損する」というトラブルのご相談でした。
元々は一般的な無地の段ボールに、日本語の「天地無用」シールを貼って対応していました。
しかし、現地の作業員には日本語が読めず、シールだけでは注意喚起として不十分だったことが原因では?との仮説をもとに弊社から改善策を提案しました。

2.解決策①:段ボールの「強度」を見直すAフルート(5mm)からWフルート(8mm)へ変更
まず着手したのが、物理的な「段ボール強度」の向上です。
これまで使用していたのは、一般的な配送で使われる「Aフルート(厚さ5mm)」でした。国内配送には十分ですが、積み替えが多く衝撃が加わりやすい海外発送には強度不足でした。
そこで、2層構造で強度が格段に高い「Wフルート(厚さ8mm)」への変更をご提案。
強化段ボールに近い強度を持たせることで、外からの圧力による箱潰れを防ぐ設計にしました。

3.解決策②:シールはもう不要?現地語の「直印字」で確実に伝える
次に天地無用が「伝わらない」問題を解決するため、シール貼り運用を廃止しました。
段ボール自体に、輸出先である韓国の言葉(ハングル文字)で大きく「天地無用」とオリジナル印刷を施しました。
赤字で大きく印刷することで、現地の誰が見ても「慎重に扱うべき荷物」であることが一目で分かります。
シールを貼る手作業の時間も削減され、梱包作業の効率化にもつながりました。

4.結果:破損事故ゼロへ。コストと強度のバランスを最適化
この改善により、頻発していた商品破損などのトラブルはなくなり、お客様からも大変お喜びいただきました。
単に資材を売るだけでなく、「中身を守る」「現場に伝わる」という視点でのご提案が、物流コスト削減と品質向上を実現します。
福岡・九州エリアで、輸出用の包装資材や段ボールの設計にお悩みの方は、ぜひ九州包装機材工業へご相談ください。用途に合わせた最適なスペックをご提案いたします。



